2008年

憧れの北海道で初スキー

記 加地幹夫   

 12月17日~20日の3泊4日、ニセコグラン・ヒラフスキー場へ行ってきました。初日、早朝4時 に家を出発した。佐野さんを拾って東徳島病院に到着、ばらばら人が集まり予定の12名となり、 3台の車i分乗して神戸空港を目指した。板野ICに入り、闇の中を走りぬけ神戸空港へ到着し、 空も白けて来た。搭乗手続きも済ませ待ち時間を使って朝食をとった。飲酒席と禁酒席に分れ、 初対面のメンバーも馴染んで一時を楽しんだ。  やがて機上の人となる。天気は穏やか、日本海に抜け北上、神秘的に輝いた雲、眼下の地形 は、能登半島、佐渡ヶ島が姿を現し、津軽海峡を渡ると北海道、まもなく着陸態勢に入た。北海 道の大地に踏み立ち、身も引き締まる。  身構えたほど寒くはなかった。移動用ニセコ行のバスに乗る。千歳市街も過ぎ、支筋湖から美 笛峠越えと北海道らしい風景が展開して行く。それにしても雪は少ない、美笛峠を越えて行くと 畑は雪に隠れているが量がない。この時期に道路工事が頻繁にやられているのもこのせいだろう。 途中から雨となり視界も悪いまま、3時間近い長旅の後、ニセコスキー場バス乗り場に着いた。  宿になっているニセコプリンスホテルひらふ亭に受付をし、チェックインの15時を待つ。部 屋に入り、落ち着くと風呂から夕食へと流れていく。宿客は外人がやたらと多い。オーストラ リアの白人とアジア(韓国、中国)人である。夕食のバイキングはなんでも揃って豪勢であっ た。愛飲家には堪らないひと時?中高年になるとすぐにお腹が一杯になってくるが惜しい気が する。2時間余りバイキング会場で交流した後、部屋にビールとあてを持ち込みさらに深まる。 この美食三昧が3泊続く。


羊蹄山と新浜師匠

 一夜明けいよいよ初滑り、緊張を抑えて経験者の後に付いてリフトを乗り継ぎ上っていく。 雪不足で一部のゲレンデは閉鎖している。全山共通券を買ったが利用することはなかった。セ ンターコース、白樺コースで足慣らしの後、ゲレンデを換えリフトで最上部のダイナミックコ ースへ、滑り出しコブがあり腰が引ける。ゲレンデ下まで降りると、目の前にある羊蹄山がゆ っくり見られ、黒い勇姿をどっしりと構え、周りの雄大な景色とともに絵になっている。ダイ ナミックコース、ジャンボコースを何度もこなし、パラレルコースから花園ゲレンデへ。


花園ゲレンデ

第3クワットリフトから見た木々の樹氷が陽に照らされた輝きが印象に残っている。


ヒュッテ キングベルの前

 19日は雪も若干増え、同じような内容で終日夢中で滑った。初心者は初級ゲレンデでN講師 によるスキー学校に入り、かなりの成果が上がったようだ。次回はいろんなゲレンデに挑戦し、 スキーの楽しさ、深さを体験して欲しいと思う。


後ろはスインギング モンキー

 20日の最終日、13時45分発のバスに間に合うよう午前中11時頃までのものとなった。飲み疲 れもピークに達しており、キャンセルする人もアフタースキーを頑張った人たちも出た。そし て、ニセコを離れる時がきた。バスは千歳へ。一つのイベントが終わったためか、雲が重く立 ち込めた北海道の夕刻はやけに物悲しく感じた。ふと、滑走路が目に入ると千歳空港へ到着。 搭乗手続きを済ませ、食事とショッピングを急ぎこなし、搭乗後は速やかに離陸した。夜の空 を2時間、神戸の夜景が目に入り、神戸空港に着いた。高速道路を飛ばし北海道からして4時間 余りで東徳島病院駐車場に着き、それぞれの家路に就いた。思いを馳せると、今もスキーに乗 って風を切る感触が残って胸が膨らんでくる。スキーって本当に楽しいですね。


ひらふバス停 全員集合